■第2回「ほんとに通えんのか?葉山!!〜横須賀線通勤のお話」

葉山に住むということは、横須賀や横浜に勤めるのでなければ長距離通勤になると言うことである。逗子から東京までは横須賀線で一時間強。でも逗子駅の前に住んでいる訳ではないし、東京駅の前に会社があるわけではないとするとプラス40分ぐらいは見ておく必要がある。なので、一般にはみな1時間40分から2時間の通勤時間を見ている人がほとんどではないだろうか。

葉山から通っているというとよくいろいろな人から「旅ですね」とか「信じられない」とか言われることがたびたびある。自分でもときどき信じられないことがある。なんたって片道2時間、往復4時間である。4時間っていったらあーた!、1/6日である。6日通えば都合まる1日電車の中で過ごす計算だ。これはすごい。一月24日会社に行けば約4日、一年なら48日電車の中か・・・・いや考えるのやめよ・・・。

しかしでは毎日地獄なのかと言えば、実はそうでもない。実際逗子駅からの通勤は「ちっともつらくない」のだ。
一つには逗子駅は朝の時間は4両増結されるので「その気があれば必ず座ることが可能」である。逗子からの通勤する人は、みな思い思いのひいきの場所で朝の増結車両を待って、座って出勤が可能だ。これが5分先の鎌倉駅ではこうは行かず、60分近く立って出勤しなくてはいけない。この差は大きい。
また、横須賀線は並行して走る東海道線よりもかなり空いていることも利点だ。これは戸塚あたりで併走になったときに向かいの湘南電車の乗客のゆがんだ顔を見れば分かるはずだ。

通勤している人たちは思い思いの時間を過ごす。ひたすら睡眠をとる人、本を読む人、新聞を複数読む人、食事をする人。中には編み物をしたり、原稿用紙に原稿を書く人もいたりと皆、上手に時間を使っている。私のように、家にいればいたで子ども達の喧噪の中にいるものにとっては、まさにこれは憩いの時間である。葉山図書館で借りた(買ってもらった)単行本をゆっくりと開いて読む。一時間は本を読むのにはちょうどいい時間なのだが、その時間を惜しむように、半分の横浜を過ぎると眠くなるのでうつらうつらする。
さて帰りは帰りで、東京駅の何本かある始発で座席を確保する。戸塚あたりからの空気と景色の変化を感じながら、逗子で降りると海のにおいがぷんとする。そんなときはちょっと幸せだったりする。

しかし、この長距離通勤がもたらすもっとも大きな恩恵は生活スタイルも変えることだといえる。まず、東京では深酒をしなくなる。なんたって、逗子は11時からはバスが深夜バスとなり、平常の倍の料金になる。さらに12時以降は足はタクシーだけになる。終電で1時に逗子にたどり着き、2時までタクシーの列に並びたくない普通の人は、都内で飲んでも10時には店を出て東京駅で電車に飛び込むことになる。

次第に会社の飲み会への参加は最低限になり、それに反比例して、地元のつきあいや家庭での飲酒が増えていく。会社のつきあいも薄くなると、ゴルフなどへの参加がへる。そして、辺鄙なところに住んでいると、休みに会社にいくことはまずなくなる。そして出世からも縁遠くなっていく(笑)。
おわかりかと思うが、これは「家庭は安泰になり、時間とお金が残る」という結論に帰結していくのだ。

どうです?あなたも葉山に引っ越しませんか?あなたの人生かわるわよ!(byキューティーハニー)